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貴史が清美と電話していた頃…
マーメイドはついに最終ロックの解除に成功していた。
『これは…そういう事かノア。』
マーメイドは自らのパソコンにデータを取り込むとティーカップに口を付け一考した。
-問題は私がこの情報を公開しても信憑性を疑われるだけだという所だ…せっかく手に入れた情報だ、無駄には出来ない。-
マーメイドは影響力が強くかつこの情報からノアを組織解体させる事のできる組織を探した…
候補はいくつか見つかったがどうやって接触するか…
『坊やに頼んでみるか…』
自分、イカロス、竜(清美)は自分達がFEATHERだという事を知られたくない。
しかし貴史なら一度はFEATHERと間違えられた事もあるしなにより清美がFEATHERだとバレたくない様だから協力してくれるだろう。
『もう遅いし明日の朝にでも連絡してみよ。』
ティーカップをテーブルに置くとマーメイドはシャワールームへと姿を消した。
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