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翌朝…
いつもなら携帯のアラームが鳴り響く頃だが、いつまで経ってもアラームは鳴らなかった。
-?アラーム入れ忘れたかな?-
貴史は頭まで布団を被ったまま左手で携帯を探した。
ムニュッ…
-ムニュ?-
この柔らかい感触は…
ゆっくり布団から出てみると…
『うわぁぁあ!!ゴメンなさい!ゴメンなさい!』
いきなりの大声に清美はようやく目を覚ました。
『ん?おはようございます。どうしたの?』
どうやら清美は気付いていない様だ。
『い、いや…なんでも無い。なんでも無いんだ…』
貴史は左手の感触を堪能しながらリビングへ向かった。
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