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三人が考えたこれからの行動は、
★フラワー、もしくはノアの構成員を裏切らせ、マーメイドの情報を確たる物にする。
★裏切り工作成功と同時に各国首脳に事実を公表する。
この二点だ。
しかしどちらも一筋縄では行きそうもない。
特に各国首脳に同時に公表するのは困難を極めるだろう。
と、言うのも各国首脳の執務室への通信は全てノアに傍受されているからだ。(さっき愛から聞いた。)
これでは例え全てが上手く行って情報を公表しても、ノア側の首謀者に姿を消される可能性が高いし、フラワーにも姿を消す様に指示を出すのは間違い無い。これでは完全に奴らを殲滅させる事が出来ない。
『イカロスならこの手の工作は得意なんだけど…』
愛に聞こえない小さな声で清美が言ったが、彼にこちらからコンタクトを取る術は無い…
『イカロスの事は彼に頼んでみよう。』
貴史は心当たりがあるのか携帯を開きながら部屋を出て行った。
数分後、部屋に戻った貴史は携帯を気にしながら裏切り工作のプランに移った。
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