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「何だやはり知っておるのではないか!ならば我を崇めろ!!さすれば願い事を3つまで叶えてやるぞ」
どうすればそこまで相手を見下せるのか教えて欲しいくらいの傲慢さで、自称サンタクロース、実際ただのガキはふふんと鼻を鳴らした。
何か物凄く上機嫌そうだ。
「…で山太苦…だっけ?俺はガキに構ってるほど暇じゃないんだ。ドッキリは違う奴をターゲットにしてくれ…あと芸名変えた方がいいぞセンス悪い」
俺は一つため息を着いてからそう言い、腕時計を見た。多分もう皆忘れてると思うが、俺は学校に行く途中だったのだ。
「………………」
「だから変な所で区切るなと言っておろう!!?大体人間は―――ッグハ!!?」
俺は腕時計を見たまま固まりながらも、飽きずにまた大声で文句を叫びだそうとしたガキの首を思いっきり掴んだ。
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