時を架けて‐hime's story‐

都市ウルティア

　
見ると上に乗っているのは、

銀の鎧を着て白髪の

緋い目をした同い年、

もしくは年上の男だった。

「動いたら殺す」

その声には何の感情もなく

そしてその男は首に

剣を突き付けてきた。

「ひっ……………」

「何者だ。答えろ」

男が突き付けたところから

血が少し流れるのを感じた。

殺される………

それを本能で感じた。