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もぐもぐと口いっぱいに米を頬張っている姿を見て
『おい、そんなに口に入れると喉につま・・・・』
るぞ、と言おうとした矢先、少女の口の動きが止まり、表情が少し曇ったように見えた。
『・・・・!!!まさか!!!』
案の定、少女は喉に詰まらせたのだ。小十郎は水を飲ませようとしたが、水を持ってくるのを忘れたのに気づいた。
『しまった・・・・!!』
どうしようかと思っていたら、目の前に流れている川が目に入った。
小十郎は急いで川に行き入れ物がなかったので仕方なく自分の手に水をくみ、こぼさないように急いで少女の元へ戻っていった。
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