出会い

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食べている姿を見てどれくらいたっただろうか。 少女の口は小さくまだ三分の一程度しか食べていない。 小十郎は正面から見るのも飽きたので自分の横に来るかどうか試しに手で自分の横の地面を軽く叩いた。 それをみた少女は、無言のまま何もためらわず小十郎の隣に移動し腰を下ろしてまた食べ始めた。 まさか本当に来るとは思わず驚いたが内心は嬉しかった。拒むほど嫌われてはいないようだ。
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