出会い
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『おっといけねぇ、もうこんな時間か。もうそろそろ戻らねえと政宗様達が起きちまう。』 そう言って立ち上がって椿に手を差し出した。 『ほら、行くぞ。お前を皆に紹介せねばなるまいからな。行くぞ椿。』 椿は差し出された手を握りさっき小十郎がきた道を歩き出した。椿はもう小十郎のことを‘敵’ではなく‘主’と思っていた。 これが小十郎と猫・椿の初めての出会いなのだった。
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