出会い

28/28
797人が本棚に入れています
本棚に追加
/333ページ
『おっといけねぇ、もうこんな時間か。もうそろそろ戻らねえと政宗様達が起きちまう。』 そう言って立ち上がって椿に手を差し出した。 『ほら、行くぞ。お前を皆に紹介せねばなるまいからな。行くぞ椿。』 椿は差し出された手を握りさっき小十郎がきた道を歩き出した。椿はもう小十郎のことを‘敵’ではなく‘主’と思っていた。 これが小十郎と猫・椿の初めての出会いなのだった。
/333ページ

最初のコメントを投稿しよう!