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まぁ今は自分達の忍びだ、返せと言いにきたって渡すわけには行かない。 そんな事を思っていると視界が明るくなってきた。そして小十郎と椿は広場に無事戻ってきたのだった。 『小十郎!!!!テメェどこほっつき歩いてきたんだ!!??あぁ!!!??』 檄を飛ばしてきたのは言うまでもなく政宗だった。 『申し訳ありません政宗様!!』 『たくっ!!お前覚悟はできて・・・・・・あ??小十郎、誰だそいつ??お前の隠し子か??』 『なっ!!!!違います!!!断じて違います!! こいつは今日から我が軍に入った忍びの椿ともうします。勝手に軍に入れたこと、申し訳ありません!!』 『そいつ忍びなのか??・・・・・・・普通の女にしか見えねえな・・・・・まぁ忍び雇おうとしてたとこだからな、入れるくらいなら別にいいが・・・・・そいつ本当に忍びか??弱そうな姫さんにしか見えねぇが・・・・・』 『強さは保証できます。昨日手合わせしましたから。』 『・・・・・・お前こいつ探しに行ったのか???』 『・・・・・はい・・・・・少女が一人でいると何に襲われるかわかりませんからな・・・・心配して探しに行きました・・・・申し訳ありません!』 そう言って頭を下げた。しかしいつまでたっても政宗から返事が返ってこない、小十郎が顔を上げると政宗はニヤッと笑っていた。
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