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『お前、薬塗るために俺を座らせたのか・・・・??』 そう言うと椿はコクンと一回頷いた。 『あぁ・・・・・そうだったのか・・・・・・ありがとな、椿』 そう言って椿の頭を撫でようとして手を伸ばした。しかし椿はその手を バシンッ とはたき落とした。 『・・・・・・・・・・・・・・・・・・』 『まっ、政宗様・・??』 何も言わない政宗に小十郎が声をかけると、 『イッテェェェェ!!!何気に痛ぇ!!!!テメェ!!喧嘩売ってんのかこら!!!』 そう椿に言い放った。その言葉を聞いた椿は剣に手をかけ、政宗を睨みつけた。 この光景はまさに龍と虎、いや、龍と猫だ。 2人は今にも喧嘩を始めそうな勢いだった。
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