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椿はさっきの震えが止まり、小十郎の馬に一緒に乗った。 小十郎の側が落ち着くのか、直ぐに眠りに落ちていった。それに気づいた小十郎は、 『どんな奴が来たってお前は俺が命に代えても守ってみせる。だから安心しろよ。』 と椿に聞こえているかいないかの小さな声で呟いた。 椿が目覚めたのは城につく寸前のところだった。城につくやいなや馬から飛び降りた政宗は 『さぁ、さっきの続きと行こうぜ椿!!次は本気で行くぜ!!! come on!!!!』 そういったと同時に2人は刀を抜き、政宗は地面を椿は馬の背中を蹴って刀をぶつけ合った。 それを見ていた小十郎は、 『ちょっ、椿!!政宗様!!2人とも刀を納めなさい!!!・・・・・・・・2人ともやめろぉぉぉお!!!!』 そう言ったが2人は一向に止めようとしない。2人がやめたのはもう日がだいぶ傾いてきたときだった。傷だらけの2人を見てため息をつき自分の前に正座させ、小十郎は説教をした。 2人が説教を終えたのはもう日は完全に落ち、空には星が綺麗に瞬いていたときだった。 小十郎は猫が一匹増えただけでかなり苦労も増えた気がするが、こんな生活も悪くないかなっと心の中で思っていた。
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