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『………さてそろそろ帰ろうかな……』
ありさは言った。
『うん。』
みんな踵を返し、お墓から離れる。
『ありがとう』
『??!』
あの、少年の声が聞こえた
気がした。
いや、案外そうかもしれない。
彼は、今でも彼らを見守っているのだろう。
彼らは、新しい未来に向かい、歩いていく。
幽霊退治をした五人。
彼らのあの夏の出来事は、きっと永遠に心の中に残っているだろう。
………大切な事を胸に秘めながら………………。
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