僕が君に、君が僕に渡せたモノ

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彼女の体はガンに侵されていました。 彼女の気付かぬ間に病気は進行し、発覚した時には既に手遅れだったのです。 人は、自分にとって信じ難い事があるととにかく否定しようとするもの。 僕と彼女が出会ったのもちょうどそんな時だったのかもしれません。 ある時、彼女は僕にこう言ったのです。 「一人は寂しいよ…」 と。
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