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  「…!!だ、誰か…、誰かいるの!?」   ―だ、誰だ…?誰でもいい…、俺を助けろ…―   「た、助けてくれ…」   「!?そ、その声…、もしかして大塚くん!?」   ―だ、誰だ…?俺の名前を知ってる…?―   「誰…だ?」   「大塚くんだよね!?僕だよ!!同じクラスの吉川だよ!!」   ―よ…、吉川…?…ああ、あのメガネか…―   かすんでいく意識の中で、拓海の頭に、一人の顔が浮かんできた。
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