天照、人里に降りて居候を始めた事。

2/12
前へ
/27ページ
次へ
街の外れにある『光栄(こうさか)神社』。 普段から参拝客はなく、社殿は寂れる一方である。   そこに、神名玉依(かんな・たまより)という巫女が一人。 代々この光栄神社を守る家に生まれ、今まで何とか生活してこれた。 だが、神社は老朽化以前の問題… 修復する予算もなければ、明日の糧すら満足にない。   簡単に言ってしまえば、『貧乏』の一言に限る。 …ので、神社の裏には畑が作られ、そこで野菜を収穫し、日々の生活の足しにしていた。
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

12人が本棚に入れています
本棚に追加