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街の外れにある『光栄(こうさか)神社』。
普段から参拝客はなく、社殿は寂れる一方である。
そこに、神名玉依(かんな・たまより)という巫女が一人。
代々この光栄神社を守る家に生まれ、今まで何とか生活してこれた。
だが、神社は老朽化以前の問題…
修復する予算もなければ、明日の糧すら満足にない。
簡単に言ってしまえば、『貧乏』の一言に限る。
…ので、神社の裏には畑が作られ、そこで野菜を収穫し、日々の生活の足しにしていた。
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