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『そ…そうじゃの。何か《それらしいモノ》を見せれば、ヌシも信じてくれるかの?』
アマテラスは、困った顔をして玉依を見る。
玉依の何とも言えない冷たい視線が痛い。
『…かと言って、直ぐに何か困った事でも有る訳でも無し…。流石に参ったの。ホホホ』
ざぁとらしく笑って見せる。
更に冷たい視線が身に凍る。
『……。』
「……。」
気まずい間。
いくら間が冷えきった夫婦でも、カップルでも、体験したことが無いくらいの冷たい間。
スープが冷めない距離を軽く通り越し、届かない距離にさえ感じられる。
大概の場合なら、都合よくトラブルなどのハプニングが付き物だが、それすら無い。
このままでは、アマテラスは『ただの変な子』として終わってしまう。
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