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俺は目的地に着き地図を確認して
やっぱりそうだった
と、声を漏らした。
じいちゃんの宝の地図の行き先は婆ちゃんの眠ってる墓地だった。
ここまで来たら指示が無くても向かうべき場所はただ一つ。
婆ちゃんの墓だ。
俺は婆ちゃんの墓の前に着くと脇にある灯籠の中に封筒を見つけた。
中の紙には
『婆さんの骨壷』
と、書かれていた。
さすがに墓の下の蓋を開けて骨壷を出すのは躊躇われて、俺はしばし考えてしまったけどどこからか強い風が吹いてきてまるでじいちゃんが早くしろと言っているみたいで決心をした。
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