宝の地図

次の封筒を開けると

『神社の裏の山川のじいさん』

と、書いてあった。

山川のじいさんとはじいちゃんが生前仲良くしていた幼い頃からの悪友と言っていた人だ。

そのじいさんの所に行くと生前預かったと封筒を出してきてくれた。

山川のじいさんにありがとうと告げてから走りだし、家に着いて封筒を開けると次の紙には

『川の看板下、スコップ持て』

と書いてあった。

じいちゃんもめんどくさい事をしてくれると思ったけど、俺は宝が気になって昼下がりの川辺にスコップを持って走って向かった。