over and over

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  生きていることは繰り返しである。 例えば、起きて寝ること。 例えば、食べて排泄すること。 例えば、吸って吐くこと。 例えば、産まれて生きて死ぬこと。 生きるために産まれて、死ぬために生きて、産まれるために死ぬ。 これは僕が数学の授業中に考えた持論なので、否定するもよし、無視するもよしである。 中途半端な考察であるのは、今僕は黒板の前に立ち、問題を解かざるを得ない状態であるからだ。 何故その状況下にいるというと、暇そうに空想する僕を、先生が見抜いた他にない。 そしてこれも、高校入学後からの繰り返しであるのだ。 オーバーアンドオーバー。 わからない。助けて。  
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