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部屋は、クイーンサイズのシンプルなベッドのみと他に見当たるのはウォークインクローゼットに黒いカーテンの掛かった大きな窓のみだった
何て生活感のない家…
それがこの部屋の第一印象だった
彼は黒いシーツの引かれたベッドに座り私を手招きする
はっ!?
私に来いと!?
無理無理無理無理無理!!
好きだけど…桐生先輩の気持ちは?
それでなくても異性といきなり同じベッドに座るとか有り得ないよ~!!
私の足は動こうとしない
桐生先輩はムスっとした顔を浮かべ
「お前呼んでんのに来ないわけ?
てか、俺言ったよね?
言う事聞かない女は嫌いだって?
早く来い
10秒以内に来ないとしらねぇよ?
10…9…8―――」
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