9人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
「なんやねんな~?騒々しい!」
その時、天の割れ目ちゃんから、笑福亭鶴瓶…。いや、アッヌゥスの神が舞い降りたのだった。
「鶴瓶…、ィャ、アッヌゥスの神よ!おお!アッヌゥスの神よ!やはり私の前にアッヌゥスゲートは開かれたのか!」
「いやいやいや、そんなん知らんがな。さっきまで寝てたし、自分、なんなん?テレビ付けたらまだ目覚ましテレビやってるやん。わしは特ダネが始まるまでは起きへんのやぞ!」
パパスとアッヌゥス神(以後、鶴瓶)のテンションは高かった。ただし、噛み合ってはいなかった。
「神よ!私をシャングリラへと導きたまへ!」
「朝から何ゆうてんねん。なんやねん、そのちゃんとシャンプーしてリンスするみたいな所は」
「それはチャンリンシャン!」
思わぬパパスの突っ込みに鶴瓶はビックリした。丸出しのボォルが縮こまる程ビックリした。
「おお、おおお、そやな、シャングリラな。なんなん?自分、わしの家くんの?」
「おお、神よ!今すぐ私を導きたまへ」
「わかった、わかった、あんま大声ださんといてや。まだ小倉さんの顔も見てへんのやからノンビリいこや」
そう言うと、鶴瓶は近くの切り株に腰を落ち着け、タバコ(わかば)を取り出した。
最初のコメントを投稿しよう!