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「そや、自分、火ぃ持ってない?」
わかばをくわえ、どこか目の焦点がおかしいパパスに聞いた。
「…ブツブツ」
「ん?なんや?さっきから何ブツブツ言ってんねん。火ぃ持っとんのかって聞いてんねん」
「…メラゾーマ!」
ボワァ!
「熱つつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつつ!なんやなんや!自分、魔法使えんの!?しかも、結構、強烈な火力やったでぇ!前髪ちょっと焦げたがな」
「…前髪とか、はじめからないから(ボソリ)」
「んんんん!?なんやあ!何か言うたかあ!?」
「おお!神よ!罪深き我を許したまへ!」
「なんやねんな。絡み辛いテンションやなあ…。タバコはもうええわ。そこの自販機でコーヒー買うて来るわ。それから、メラゾーマは消費MPが半端やないんやから使いすぎたらあかんで」
鶴瓶は変な奴に引っ掛かったな…と後悔しながら、せめてもの朝のモーニングショットと洒落こみたかった。
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