空を見る少女

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ある夏のマンションで会社員のBさんが帰宅した。   Bさんは風呂からあがったあとビールをベランダで飲むことが日課みたいな感じだった。   ある日いつも通りベランダで飲んでいて隣のベランダを少し覗くと夜空を見上げる少女がいた。   男性は「あの空を見て何を思っているのかな?」と興味があった。   その日から何度も目撃したので男性は隣の少女のいる家を訪ねた。   「ピンポン」・・・なんも反応なし。 ドアノブを回すと鍵が開いていた。   男性は「すいません、お邪魔します」と言って入った。   するとベランダに少女がいつものように空を見上げていた。   男性は少女に近付いた瞬間ある光景を見て急いで逃げた。   男性が見たのは空を見上げていたのではなく首吊りをした少女だった。
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