運命の日

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元カノと別れた後また皆と合流した  夕方になって昼とは別に寒くなっていた 呼び出す予定の川原までの道のり異様なまでに盛り上がっていた 皆それぞれ頭にきてた オレは親友の高津が脅された事を自分が脅されたかのごとく頭にきてた 親友が頭にくる事はオレも腹立つし嬉しい事はオレもやっぱ嬉しい こいつとは一生ダチだろうなって心底思う   そんなこんなでやっとネカマ野郎にたどり着いた もしかするとネカマ野郎も気付いていて仲間集めてるかと思ってたけど本当にヒョウ柄パンツ女がくると信じていたのか一人だった ひどい話になるけどあれはリンチなんてもんじゃない 誰ともなく手足が出て1分もすればネカマ野郎はグデングデンなっていた 「お前はパンチングマシンだから今からオレのパンチ何キロかあてろや」 「おめぇが先にしかけてきたんだからおめぇがわりぃよな」 「山に埋めんぞ」 今思えばかなりひでぇ事をしたっけ そのまま本気で山に置き去りにするつもりだったけどそいつは逃げた 当然だろうな でも逃げれるわけがない 次第に大声で助けを求めるようになったから潮時かと思った時だった とっつぁんが脅しの為にもってきた鉄パイプを頭めがけて振り下ろしたんだ 止めようにも振り下ろした後で遅かった ネカマ野郎は痙攣をおこして頭から血がでていた 一瞬頭ん中が真っ白になって‘終わったな’って思った
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