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逮捕
今までも何回も警察には足を運んだ その度おふくろは泣いてたっけ 警察官の人ともある程度顔馴染みだったがこの日はいつもとは違ってた 警察官の人の最初の話でネカマ野郎は意識不明の重体でどうなるかはわからない そう話された そのまま１人１人別の部屋で取り調べが始まり日が変わった頃だった まだガキだったオレはいつもの様に家に帰り明日また取り調べをうけに警察にくると思っていた でも違った警察官が黒く冷たい手錠を手に０時２５分逮捕な とオレに手錠をかけた この瞬間に考えの甘さを痛感した いつものように終わるわけがなかった オレ達はそのまま留置所に入れられた高津だけは違う警察署の留置所に入れられた オレととっつぁんは隣通しの部屋で本当にテレビで見るような陰湿なトイレが１つあるだくの部屋だった
その日はいろんな事が頭をかけめぐり 寝れなかった 何よりも頭に浮かんだのは元カノの事だった 今頃連絡取れずに心配してるだろぉな「バカな事だけはしないでね」って言葉と帰り際の笑顔が頭から離れなくて もう会えないんだろうなって考えたら涙が出てきた 元カノの事ネカマ野郎の事家族の事友達の事男のくせに一回涙が出てきたら止まんなくなってた
その日はあまり寝れなかった
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