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張りつめた中心を再び口に含むと…ベットの上から潤んだ目が、咎めるように見つめてきた。
圭太が何を嫌がっているのか…判ってる。でも気づかないフリをして俺は口の中のものを扱くのに集中した。
「…!ぁ、や…!」
俺を押しのけようと、髪に絡む指が心地良い。悶える圭太を休ませず煽って、先端を強く刺激すると…ひくりと動きを止めた身体が、細かく震えながらようやく弛緩した。
シーツに顔を半分埋めて、羞恥に頬を染める姿がすっげー可愛い。
ゴクッ、
そんなことを思って(やっぱ俺の頭腐ってる)、口の中に残った情事の名残を飲み込んだ。
苦いけど…、幸せに麻痺した感覚じゃこの味も癖になりそう。
「圭太…?」
手で顔を隠したまま一向に動かない圭太に、心配になって手を伸ばす。けれどそれは触れる寸前でパシンと叩き返された。
「え?」
「嫌だって言ってんのに…」
そっぽを向いた圭太が唇を噛みしめている。
やばい…怒らせた。
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