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「兄さ~ん!!アレク兄さ~ん!」
早く来てよ~と俺に手を振って、笑っているアシュリー。
「こら、アシュリー。あまり大きな声を出すんじゃない。」
そう叱りながらも表情は笑顔な自分。
「ごめんなさい。だって、アレク兄さんに見て貰いたかったから。」
そう言って早くと俺の手を引き、せわしなく庭へと連れていく我が愛しい弟。
「見て。お花が咲いているんだよ。」
綺麗だねと、しゃがみ込み白い花に手を添え鼻を近づけて微笑んでいるアシュリー。
「白い花はお前によく似合う。」
綺麗なアシュリーを更に引き立てるような白い花はまさにアシュリーに似合っている。
「兄さんにそう言ってもらえると嬉しいな。」
顔を少し赤らめて微笑むアシュリー。
その表情を見て改めて誓う…
この笑顔を
アシュリーを
守ってやれるのは自分で
自分だけがアシュリーの隣にいてよいのだ…
他の奴にアシュリーを渡せるか…
汚い手で俺のアシュリーを触ったら、
容赦なくそいつを殺してやる…
アシュリーは俺のだ…
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