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「なにそんなに驚いてる顔してんだよ?なに、ショック受けたとか?」
「だ…だって…」
昔から憧れていたレッドからそんな夢を潰されるような言葉を聞けば誰だって驚くよ…
悲しくなり顔をうつむかせる俺に聖矢君は更に続ける。
「なんだよ。まさか本当にショック受けたのか?レッドに憧れていたのに夢を潰された子供みたいだな。」
「…………」
むかつく…
ふつふつと俺の中で湧き上がる怒り。
聖矢君を少し睨むと面白そうに俺を見つめる。
『まぁ、んなの信じてるなんてダッセーの。』
ブチっとついに俺の堪忍袋が切れる。
「聖矢ー!!!」
聖矢に殴りかかろうとする俺を皆が止めに入る。
この言葉は生涯忘れることなく…
またこれが俺と聖矢との関係の始まりだということがこの時はまだ予想出来なかった…
終わり
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