「与える力」

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「カイト、行くよ」 「…あぁ」 助けてという目線が俺の目に刺さる “目を合わせては行けません” 昔、親と一緒に奴隷を見た時 言われたな。そんな事 目を反らし、背を向けユキの後をついて歩く俺 あれも力……… カイトはユキの家まで荷物を運び 来た道を再び戻り帰る 荷物を届ける為にここまで来た なんの利益にもならない 意味もない ただのお人好し 再び、さっきの女の子が飛んできた家の前に来た
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