目覚めると

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咳払いをして、メガネをかけた40代ぐらいの男性が代表で喋り始めた。 「大変失礼しました。わたくしはマキシデール卿、アスターと申します。王の補佐役です。それから、そちらにいる金髪の方は」 「いい。自分で言う」 「さようですか」 金髪の男が、おれの方を見て言う。 「オレはハーベルト卿、キーナ。王の護衛役だ」 「まぁっ!キーナ、ちゃんと敬語を使いなさいよ」 「うるさいな。人に説教する前に、自分もちゃんと自己紹介しろよなぁ?!」 小声で話す二人(まる聞こえ)。 「うるさい!ちゃんと今からしますよ!!」 「あの―…まる聞こえなんですけど……」
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