寸止め

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「どんな意味か位、言わなくたって解るだろ?」 要の指がその柔らさを確かめるように、凛の唇の上をゆっくりと往復する。 要のその言葉と仕種がとてもいやらしく感じられて、凛は思わず自分の唇の上で遊んでいる要の指を掴んでしまった。 「……そう言うのを誘ってるって言うんだ……よ」 要と視線が合ったような気がした凛だったが、次の瞬間には、視界と唇を要に塞がれていた。 シーツの上で要の手を握る凛の指に力が入る。 「ま……息……できな……」 要との長いキスに溺れそうになりながら、凛は身をよじり必死に訴えた。

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