一章

4/5
前へ
/18ページ
次へ
それから、登校した。コイツが付いて来る中… 「あ~樹君じゃん。カッコイー。」 『…………。』 「アンタの人気…欲しいわぁ!!」 『………。』 「樹?」 『……。うぜーよ。もう、話しかけんな。』 これしかない。突き離すには。この言い方しか俺はできなかった。 「……ごめん。」 『…』 謝るのは俺の方だ。 それから、学年トップの俺はステージの上で挨拶した。 だが、周りがうるさくて俺の声はかき消された。 「(あ…樹。学年トップなんだ。てか…外野うぜー…樹の声聞こえないじゃん。)」 そう思いながら、ステージを見上げる。 あ…。終わってるし。 次に、長~い校長の話が終わった。
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

14人が本棚に入れています
本棚に追加