二章

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「教室いこ~♪」 「うん!」 「ほら♪樹…麻実先行ってて?」 『お前…』 「樹君…行こ?」 『ああ。』 それから、俺は教室に向かっていた。 すると…… 「なぁ?」 後ろから、先輩が携帯を片手に持って言った。 『なんですか?先輩』 「メアド交換して下さい///」 顔を赤らめ何故か敬語で言った。 『いいスよ』 営業スマイルで満面の笑顔で答え、アドレスを教えている。 「ありがとうございます////これからメールするんで。」 『待ってます♪…』 「い…樹君?」 『なんだよ?』 「いつもあんな感じ?」 『ああ。どうした?アンタもアド交換したいってか?』 「そ…そんなんじゃ……」 『ハハッ…いいよ。教えてやるよ。』 樹君の笑顔はとても素敵で…幼い子供が笑ってるみたいだった。 「ありがとう///」 『アンタって入れるよ?』 「え…?(・_・;)麻実って入れてよ////」 『フルネーム?』 「麻実は麻実!!」 『分かった分かった。…もし、何か有ったりされたら言えよ?』 「分かった。約束」 俺達は指きりを交わして教室に入った。
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