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いつからこんなになったかは、憶えていない。
村で唯一の“若者”な俺らは、町のそれぞれの高校に通うのに始発の電車に乗る。
乗客はいつも二人。
10分後の駅で、おっさんが乗ってくるまで二人きり。
有名進学高にすすんだサエは、毎晩遅くまで勉強しているらしい。
そこで、そのオッサンが乗り込むまで寝たい、と俺に頼んで来たのだ。
産まれた時から一緒で、兄弟みたいなサエ。
特に可愛いわけでもオシャレでもないし。
サエも俺なんてどうでもいいんだろうな。
だから、こんな無防備な格好で眠るんだ・・・。
こんな、
こんなパンツ丸見えパッカリポーズで・・・!!
いや、丸見え、は違うかもしれない。
俺もよく見えるように、ちょっと下にずれている・・・いや、ヤマシイ気持ちとかそういうんじゃなくて、あの、こ、好奇心といいますか・・・・・・。
まあとにかく。
俺は毎日サエのパンツを拝ませてもらっているわけだ。
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