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たった今、恋が終わった。
いや、『恋が終わった』なんて言い方してもいいのだろうか?
何せ、彼女はまだ思いを伝える事さえできていなかったのだから…始まってもいなかったものを、『終わった』なんて言わないだろう。
これで32回目だった。
17歳の時は、夏休みが始まる直前に、とても感性が似ていて、きっとお互いに好きだろうと思っていた男子に、告白して…振られた。
『え?でも…俺達って友達だろ?』半分笑いながら、半分困ったようにそう言われ、それから1度も会わなくなった。
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