275人が本棚に入れています
本棚に追加
会社に着くと、夕べそのまま会社に泊まった様子の同僚が数名いた。
「おはようございま~す。」
朋美が声をかけると、皆一様に、疲れきった顔で挨拶を返してくれる。
「一晩中仕事してたの?」
朋美はその内の一人に尋ねた。
「そうなんだよ~もう死にそう…あと少しで片付くから、ちょっと仮眠でもとろうかな?」
大あくびをしながら、同僚は返事した。
「そうだね、眠くちゃ効率も落ちるし、少し眠ったら?
何時に起こせばいい?」
「ん~、じゃあ、1時間後にお願い。」
「オッケー」
じゃあ、自分も自分もと、そこにいた全員が部屋を出ていってしまった。
二階には休憩室がある。
皆そこで休むのだろう。
最初のコメントを投稿しよう!