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「話を変えるわ」
愛は毅然として言った。「なんだよ！訳わかんねえだろうが」
誠はあきれた。「そんな事よりメシ！何もないなら買って来い」
「あなたは変わったわ」
愛は再び遠い目をした。「あの頃…」
「ああもういいから！」
誠は立ち上がった。「そとで食べて来る。金くれ」
「ありません」
愛はきっぱりと断言した。
「な、何でねえんだよ！ゆうべ給料袋まるごと渡しただろうが」
「ないものは、ないのです」
愛は背筋をのばして明言した。「由紀さんとお食事したあと、お買い物をしました。春物のスーツとそれに合うバッグがあったので買いました。ですからありません」
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