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更に、兵士が持っていた剣も形を変え、槍へと変化した。
そして次の瞬間、翼の騎士団は羽ばたいていた。
「突撃………」
遺跡の天井は高い。
騎士団はその天井付近まで羽ばたくと、一斉に下を向き槍を突き出した。
そして一糸乱れぬ動きで、アイアンゴーレムの陰に隠れる、ストーンゴーレムに突撃した。
この決死の突撃により、騎士の一体が破壊されたものの、ストーンゴーレムを玉砕する事に成功した。
更に騎士団は飛び上がると、今度はアイアンゴーレムを囲むように陣取り、じりじりと一カ所に追い詰めた。
「もらったぁ~!
光の拘束陣!!」
その瞬間、波賀の魔法が発動した。
ゴーレム達の足元から光が放たれ、ゴーレムを囲むように光の壁が出現した。
騎士団は壁が出現する寸前に退いている。
「秀一君!!同時にいくわよぉ!!!!」
「了解です!!」
そう言うと、秀一はゴーレム達の真上に飛び上がった。
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