プロローグ

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「これはどうですかぁ?」 「……違うわね…」 「……………………」 「………これも違うわ」 「これはどうです?」 「……違う………」 「………………………」 「これでもない………」 「もうないんですけど……」 「はぁ…綺麗に掃除されちゃったわね…」 秀一(しゅういち)さんと波賀(はが)隊長の二人はそう言うと座り込んでしまった。 俺ももう一度部屋を見回す。 ここは超古代遺跡の中。 先日、三雲(みくも)隊長と涼(りょう)さんが陰の本部に、超古代遺跡が漣堵(れんど)一味に暴かれたとの情報を入れた。 そして俺達三人は本部長からの命令でこの遺跡に駆けつけた、と言うわけだ。
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