とんでもない素顔

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「はい、どち――」 ―ヤッホー!みちる~!!?― 「あ、歩(あゆみ)!!!? ど、どうして――!!」 ―ちょっと困ったことになっちゃってさ~…― 困ったこと!? あの元気娘の歩が!? しかも落ち込み気味!!? ―とりあえず…開けてもらえる?― 「あ、うん…ちょっと待って」 「友達?」 「うん…歩」 「西岡さんか…」 「よく分かったね?」 「お前の友達は、だいたい把握してるつもりだが?」 「そっかそっか」 私はそう言いながら、玄関に向かった。 「歩?だいじょ――」 その瞬間、私の横を何かがもの凄いスピードで横切って行った。 え?いまのって――
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