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当時……二十五世紀後半の世界人口は最盛期のおよそ八十分の１になっていたため、一千万人の犠牲は当時の人口の八分の１にもなる。
まぁ、今考えれば、よくそれだけの犠牲で済んだものだ。
今でこそ魔法は当たり前だが、当時はまだ発展途上だったのだから。
さて、この魔法も良いところばかりではない。
俺達は魔法災害と呼んでいるのだが…
まぁつまりは魔法による災害だ。
まんまだな。
例えば魔物。
魔物は正式名称を魔法生物といい、通常の動物等が人間の放った魔力に刺激されて、変化したものだ。
が、世間では地球環境の変化による影響と認識されている。
それは何故か？
答えは簡単だ。
人間が魔法を使ったせいと言えば、魔法が弾圧されるからだ。
現代から魔法が消えれば、確実に文明は滅ぶ。
地球再生プロジェクトから、約六世紀の間に、魔法はそこまで大きなものとなったのだ。
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