プロローグ

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話を戻そう。 何故、地球は一度死んだか。 それの原因は魔法災害なのだ。 四十六億年より昔、地球には人類が存在していた。 そこでは魔法が使われていたのだ。 しかし、ある時最悪の魔法災害が起きた。 魔窟(まくつ)が何らかの理由で暴走したのだ。 魔窟とは、魔法によって放出された魔力のうち、魔法に変換されずに残った魔力が、何らかの理由で溜まった場所のこと。 大小様々だが、その中でも一番巨大な魔窟が、その膨大な魔力を暴走させたと、文献には載っている。 それにより、地球は滅びたのだ。 しかし、人類が何もしなかったわけではない。 ある二人の若者が暴走した魔窟に立ち向かったのだ。 そして彼らは魔窟の魔力を封印する事に成功したのだ。 また、魔窟も二つの扉によって封印された。 旭日(きょくじつ)の扉と夕日(せきじつ)の扉だ。 そして、この出来事が無ければ、地球は跡形も無かったと言われている。
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