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繭海に背中を向けながら淡々と囁かれたソレは、知っている単語
思わず大きく頷いて肯定する繭海を振り返り、シャオラスはニッコリ微笑む
「?」
「そいつ等の会話の中で『花嫁』という言葉はなかったかい?」
「! ありました!!……ホタル、螢が花嫁…暗黒の花嫁って」
(決まりだね……)
シャオラスは目を眇め、腕を組み直して壁に背を凭れた
「子どものホタルにそんなのは無理だって言ったんですけど……でもわざわざイカイからボクらを喚んだって。
意味が解らない事ばかりでした」
俯く様に続けた繭海は、離れ離れになってしまった幼馴染みの事を思い出し、安否を気にして唇を噛んだ
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