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第三章 ~ラジルブ、焔の塔と煉獄の剣~
長かった。ってか窮屈だった。
席隣同士はまぁ良いよ?
でもさ?
羽くらいしまおうよ……
隣の席の俺どころか通路にまではみ出してるしさ……
CAの姉ちゃんのあんな顔始めてみたわ。笑ってるイメージしか無かったからガラガラと音を立てて美しいイメージが崩れ去ったわ。
「本当すいませんねぇ。 私の羽が邪魔したみたいで……お詫びついでに食事でも如何――」
「ナンパしてんな!!!!!!」
そう言って降り下ろす手刀はヒロシの首を直撃する。
言うまでもなく彼は膝から先にガクリと地に伏すのだった。
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