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「あっそうなんですか??」
俺は今、ほぼ死んでいるヒロシを連れて教会に来ていた。
でもやっぱりゲームみたく行かないみたい。教会では生き返らせれないらしいよ?
当たり前だけど。
っても寝てるだけだし別に宿屋で良いのかな??
「あの……教会の中ダメージでかいんで出ませんか……? やっぱり神様の聖なる力ってんですかね? 苦手なんですよね」
「あら? 気付いてたのねヒロシ君。じゃあずっとここにいたらどうかしら? 気持ち良く……死ねるよ♪」
にこやかな笑みをこれでもかと浮かべ、俺はヒロシに向け吐き出すように告げる。
「あぁっ! あぁあヤバい!! 傷口とかから腐敗始まってる!! はっ……早く出ないとぉぉおっ!!」
ちっ……俺の発言はガン無視ですか?
ってか確かにヒロシの傷口がジュクジュクと膿んできてる……うっわキショッ! 肌ボロボロ剥がれ出した!
「ある意味このまま死んだ方楽なんじゃね?」
「嫌ですよ! やっぱり魔王として最後は勇者に殺されたいです♪」
変なプライドだなぁ……
そんなこんなで、俺は神父さんから『これを触りたくない』という理由で棺桶を借り、それに腐敗が進んだヒロシを詰め込み、教会を後にした。
「これとか言わないでくだ――」
ふふん……♪
蓋閉めたから聞こえないもんねー!
このまま埋めて帰ろうかなぁ……
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