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深夜2時。同居人がまだ帰ってこない。
(人、たくさん来てるのか…)
彼女は占い師。最近当たると噂されて大盛況だと言っていた。
(…酔っ払いに絡まれていないだろうか)
心配だ。いくら気の強い彼女だからって、男には叶わない。
だから夜にやるなと言ってきたのに。『紫外線に当たるのが嫌だから』という理由で夜に商売をしているのだ。
『シミが出来たら嫌でしょ?』
…シミ一つない肌で何言ってるんだか。私なんて年がら年中お肌真っ黒だっつーの。
ガチャ。
「ただいまぁニーナ」
「おかえり、マイア」
と考えてるうちに、マイアが帰ってきた。
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