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そんなある日、一匹の猫が訪ねてきました
突然の来訪者に、ひどく困惑していると
猫は、恭(ウヤウヤ)しく頭を下げ
『以前より、貴方のお姿を拝見しておりました
貴方は、大変不思議な御方
貴方にひかれてやみません
私は、ただの野良猫だけれど、どうかお側に置いて下さい………
どうか“神様”』
それから、猫は、その言葉通り、側を離れませんでした
片時も、離れませんでした
神様は、それが、とてもとても嬉しくて
ふと、思いつきました
『そうだ、人間と違う者たちとなら、私は、仲良くなれるのかもしれない
私と同じ想いを知るものとなら
楽しい宴会を、開けるかもしれない。
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