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皆は、大きくうなずくと
鼠が、最初にひと舐めし……次に牛、次に虎、次に兎と………
順番に、契りの杯を、わけあいました
最後に猪が、舐め終わる頃
猫が、息もたえだえに、泣きだしていました
『神様………
神様、どうして私にそれを、舐めさせたのです……
…神様、私は………
永遠など、いりません
不変などいりません…………』
それは、思いがけない言葉でした
神様やみんなにとって、拒絶の言葉でした
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