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でも何か視線を感じるのです‥
私は再び駐車場に恐る恐る目を向けると、そこにはこの世のものではないような、有り得ない程青白い裸の、5~6歳くらいの男の子がこっちをじーっと見つめていました。
私は頭の中で何度も『見間違い、見間違い』と言い聞かせていたのですが、その男の子は車の横に確実に立っています。
キョロキョロと挙動不審の私を見て友達が
「さっきからなんなん?」
「どしたん?」
「なんなん!?怖いって!」
と口々に慌ただしくなりました。
私は混乱しつつ皆の輪に身体の向きを戻し、見たものの事を説明しました。
「もうええってー」
「本間ムリ!」
「怖いってぇー」
とまた慌ただしくなりましたが、一人の男の子が「見に行こうや!」と言い出しました。
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