727人が本棚に入れています
本棚に追加
私は男の子が居た辺りをうろつきましたが何もありません。
『なんやぁ~やっぱり見間違いか』
と思い、「本間に見たんやけどなぁ~」と言いながら手の平が張り付いていた車に近付いた瞬間、物凄く寒気がしました。
直感的に"ヤバイ"と思ったのですが恐怖心よりも好奇心が勝り、車内を覗いてみました―――
私「うわあぁぁぁあぁ!!!」
私は叫びながら走り出しました。
すると周りでうろうろしていた友達達も私の叫び声にびっくりしたみたいで一緒になって叫びながら走ってコンビニまで逃げるように向かいました。
友達A男「お前急に叫ぶなや!」
友達C子「本間めっちゃ焦ったし!」
口々に文句を言われましたがアレを見て、叫ばずにはいられないだろう―‥
友達B男「何で急に叫んで走り出したん?」
私は"何もないよ"とはぐらかしていましたが友達達は納得がいかないみたいで渋々言う事にしました。
その途端皆自転車にまたがり、逃げるように帰宅しました。
私が見たモノは、車内に青白い裸の男の子が助手席(私が覗いた方)の足元に有り得ない格好(身体が変な方向に曲がっていました)で入り込んでいて、顔は上に向いていたのでにったりと気味悪い笑顔の男の子と目が合ったのです。
これが初めて見た時の話です。
今まで視線を感じたりなどはよくあったのですが、元々気にしない性格なので知らないフリをしていました。
でもさすがにコレは知らないフリになど出来なかったです(泣)
最初のコメントを投稿しよう!